猿の惑星|子育てママの絵日記ブログ

猿の惑星

  
金曜ロードショーでやっていた「猿の惑星 創世記」を観ました。

ストーリーは息もつかせぬ展開で物語の世界に否応なく引き摺り込まれます。

エンターテイメントの要素の中にあって私が強く心を打たれたのは「アイデンティティー」の問題でした。

高い知能を持ってしまったチンパンジーのシーザーは心ある人間たちの手によって愛情をたっぷり受けて育ちます。

しかしその高い知能はやがて

「僕はどこからきたの?」

「僕はどんなふうにして生まれてきたの?」

「僕は誰なの?」

という問題と向き合わざるを得なくなります。

そして「自分とは何か」という葛藤が始まるのです。

シーザーは人間なら若い頃誰もが経験する一種の地獄めぐりをすることになります。

それを人は長い夜とか、嵐の夜とか、青春とか表現し、乗り越えてきましたが、チンパンジーのシーザーもそれを体験するのです。

そして戦いの末に自分のするべき役割を見つけ、自分の目指すべき場所を目指します。

そこにもたくさんの犠牲と哀しみ、心を抉られるような痛みが待ち受けています。

そしてラスト。

闘いを終え、シーザーが見渡した風景は、自我の目覚めの時に見た風景と同じもの。

でもその風景はこれまでの与えられ見ていた風景ではなく、シーザーが獲得した風景でした。


一方映画はアルツハイマー病によりアイデンティティーを手放さざるを得なくなった老人を写し出します。

シーザーの高次の知能と対比した形で描かれるエピソードですが、ここでは次なる問題、尊厳の問題が潜んでいます。

猿の惑星、単なる気楽な娯楽作品ではありませんでした。




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posted by 子育てママの絵日記 at 11:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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